例会A-042  2025年9月20日(土)
    

京都一周トレイル(第3回)
 蹴上~浄土寺橋(東山コース3)

 
    参加者 13名  
  概 要 
 今回の東山コース3は、洛東の名所と大文字山の眺望が楽しめるコースです。
 大文字山は標高465.3mで、京都市街の彼方に奈良・大阪方面を望むこともできます。

 蹴上インクラインは琵琶湖疎水の船運ルートの一区間をなす傾斜鉄道で、南禅寺・
 蹴上間を1891年(明治24年)から1948年(昭和23年)まで実用に供されました。
 哲学の道は、日本を代表する哲学者の西田幾多郎が思索にふけりながら歩いたそうです。
   コース
タイム
 
 京都市営地下鉄蹴上駅(9:50)⇒日向大神宮(10:10)⇒七福思案処(10:35) ⇒大文字山山頂(11:55~12:40)
 ⇒俊寛僧都忠誠の石碑(13:05)⇒霊鑑寺(13:40)⇒銀閣寺橋(14:10~14:40)浄土寺橋(14:45)⇒京阪出町柳駅(15:00)
                        by、T.O
   
  和歌山から電車で京都市営地下鉄蹴上駅に着き
 
スタート前のミーティングを行いました
    標識:東山30-2は今回東山コース3のスタートです
 
ねじりまんぽの入口にありました
  
  ねじりまんぽは明治21年に築造されました
 
内部のレンガが螺旋状に積まれています
  インクラインが停止後、産業遺産として保存する為
 
元の場所にレールが復元されています

復元された線路沿いには桜が立ち並び、散策できて
 
桜の開花時期には花見客で賑わいます
    インクライン終点の琵琶湖疎水蹴上船溜には
 
台車に船を乗せたモデルが復元されています
  琵琶湖疎水の第二疎水と第一疎水の合流点です
 
赤煉瓦造りの建物が旧九条山浄水場ポンプ室です
    日向大神宮は京都で最古の神社といわれ、「京の
  
お伊勢さん」と親しまれてきました

  
「神宮」は神社における最高の格を示しています
  
先ず外宮で安全祈願します

    境内には伊勢神宮と同じく外宮と内宮があり
 
社殿は神明造りとなっています

外宮に続き内宮でも安全祈願しました
    内宮の奥に進むと「天の岩戸」という岩があり

岩に穴が開いていて、中に戸隠神社があります

岩戸を手前から奥にくぐり抜けることで
  
開運・厄除けのご利益あるといわれています 
    標識:東山39は、「七福思案処」と呼ばれる

七方向から道が合わさった重要地点です

見晴らしはないものの絶好の休憩場所で

トレイルコースを確認して大文字山に向かいます
    標識:東山39から大文字山までは、露岩や

石礫が目立ち、少し歩きにくい道が続きます


途中山科盆地や東山を見下ろせる場所で

休憩して水分補給しました
    大文字山分岐に標識:東山45がありました

トレイルコースは左折して西に下ります

  
大文字山山頂が北西200mにあるので

正面の坂を上って往復します
       大文字山山頂の三等三角点です
 
点名:鹿ケ谷 標高:465.3m
  
       山頂からは、南から西にかけて景色が開け

見え辛いが、正面に微かにハルカスが見えています

眺望を楽しみがら昼休憩をしました
       支谷が集まる平坦な谷筋を下山する途中に

俊寛僧都忠誠の石碑がありました

俊寛は僧侶の身でありながら、平清盛の横暴に

見かねて、鹿谷山荘で密談を計りました
      急な石段を下り、下の広場で谷に近付くと

楼門の滝が水を落としていました。

  
小さな落差を何段にも組合せた滝で、滝の上部に
  
かつて如意寺の楼門があったことに由来します
      法然院は秋の紅葉の名所として知られる

法然上人のゆかりのお寺です

苔に覆われた数寄屋造りで茅葺きの屋根の
  
山門が黄金色の紅葉に包まれます
      山門を入ると直ぐに、砂の上に模様が描かれた
二つの白砂壇があります

模様は水紋を表現しており、二つの白砂壇の

間の参道を通ることにより、水で心身を浄めた

ことになるそうです
      法然院から哲学の道に下りた所に、哲学者の

西田幾多郎が晩年に読んだ歌が刻まれた

石碑があります

「人は人 吾ははわれ也 とにかくに

吾行く道に 吾は行くなり」
       
哲学の道の終点、浄土寺橋に

標識:東山52-1があります
  
今回東山コース3のゴールです

お疲れ様でした